昨年暮れからの制作も一段落したので、fcpx10.0.9から10.1へのアップデートにとりかかってみた。
イベントとプロジェクトの扱いが結構変わったらしい。どうなるやら。
10.0.9までのfcpxのフォルダ構成は、
こうですね。シンプル。
「アップデート前にバックアップしておきましょう」という案内もありますが、
全イベント複製はやってらんないのと既存のバックアップ&タイムマシーンで何とかなるでしょという考えで、
一応アプリのみバックアップ。
で、まずはOSをmavericksへ上げてAppstoreから10.1ダウンロード。
起動すると、、、
おお、10.1.1。この後すぐに、
の表示が出ます。思い切って「すべてをアップデート」をポチる。
しばし待つとこの表示。はずみでenterしてしまいそうですが、ここは一応「保存」を。
するとこの時点でFinderではこうなります。
「Old Final Cut Projects and Events」 の中は、
「Final Cut Events」と「Final Cut Projects」の元の見慣れた2フォルダ構成。
で、なんだfcpbundleって?というわけで開けてみましょう。
これはパッケージファイルなので、右クリック〜「パッケージの内容を表示」で見れます。
こんな感じ。このHDDでは1イベント1プロジェクトでしたが、
複数の場合はこの階層に各イベントが格納され、「アップデート済みのプロジェクト」フォルダに各プロジェクトファイルが格納されます。
このとき、fcpx上の表示はこちら。
ライブラリの中にイベントとプロジェクトが共存する感じですね。
ライブラリは複数作れて、ライブラリごとに読み込む/読み込まないを設定できるのは地味に便利かも。
プロジェクトが山ほど入った遅いHDDを接続した時に、関係ないデータでやたらと待たされるのを回避できます。
ここで疑問。リンクされてたファイルはどうなるのか。
今まで私はDaVinci Resolveで書きだしたファイルをイベントフォルダに突っ込んでリンクさせたりしてましたが、
そういったファイルは引き継がれず、リンク先がオールドフォルダになったままです。
この機会に統合しておきましょう。
パッケージファイルになってしまうと、手動でファイルを突っ込むのは気が引けますね。
今後はまめにfcpxに読み込むか専用フォルダを作ってFinder管理か、、、
(ダビンチのラウンドトリップ使うとこのへんスマートになるのかな?)
そして、パッケージファイル内の素材ファイルは他のアプリケーションから直接読み込めるのか?
私の使い方だとOriginal Media内の素材をDavinciやらmotionから参照してましたが、このへんどうよ。
ダビンチのテスト。
普通に読めるっぽい。
motionは、、、
残念!motionからの参照はできないようです。どうしよう。
もっともmotionの場合は大量のファイルを参照する必要は(私の場合)ないので、都度素材を準備して使う方向で。
他のアプリケーションでも読める読めないはありそうですね。
レンダリングが速くなったとか、オプティカルフローが強力になったとかの話もありますが、
そのへんはこれから検証。
パッケージファイル化されると融通が効かなくなるイメージもありつつ、
ライブラリの移動はFinderでやっちゃってokらしいので、管理と保存は捗りそう。
以前の構成に戻ることはきっとこの先無いでしょう。
進行中のものがあるとなかなか手がつかないものですが、アップデートがまだの方は早めにどうぞ。
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